鉄・非鉄等取扱品目一覧:鉄くず、ステンレス、アルミ、真鍮、砲金、銅、電線、鉛、バッテリー、給湯器、モーター、ブレーカー
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非鉄スクラップとは銅やアルミニウムなど、“鉄”以外の金属スクラップのことで、スクラップ買取業者に依頼すれば買い取ってもらえます。しかし、業者により対応する品目や得意とする金属が異なるので、非鉄スクラップを売りたいときは対象としているか事前に確認しましょう。
非鉄スクラップとは何か、種類と高額査定につながるポイントを解説します。
非鉄スクラップとは、文字通り金属の“鉄”を除く全てのスクラップのことで、例えば、銅・ステンレス・アルミなどが挙げられます。種類別の詳細は後ほど説明します。
スクラップの買い取りを依頼しようとする人の中には、買取対象品目に「金属スクラップ」や「鉄スクラップ」などの記載があり、どのようなスクラップを対象としているのか迷う人も多いでしょう。ここでは先に、買い取りを依頼するときの前提となる、スクラップの分類を紹介します。
金属スクラップはスクラップの大分類にあたり、細切れの金属や廃金属全般を指す言葉です。なお、金属の種類は問いません。金属スクラップはさらに以下のように分類できます。
上述した非鉄スクラップは、金属スクラップの分類の一つです。
鉄スクラップとは、文字通り鉄板や鉄製品のスクラップのことで、建物や自動車、飲料缶など身の回りの多くのものが該当します。鉄スクラップのリサイクル率は90%以上と高く、何度でも鉄鋼原料として再利用できるため、買い取りでも高額査定の対象となりやすい品目です。
なお、鉄スクラップは排出される場所により「自家発生スクラップ」と「市中スクラップ」の2つに分類されます。自家発生スクラップとは鉄鋼メーカーなどから排出される鉄のスクラップのことです。一方、市中スクラップは車などの製造工場から排出される「工場発生スクラップ」と、廃車や使用済みの鉄製品として排出される「老廃スクラップ」の2つが該当します。
鉄スクラップの詳しい種類は以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:鉄スクラップとは?種類や有価物として売却できるのか解説
雑品スクラップとは、鉄や銅、アルミニウムなど金属とプラスチックなどの非金属など、さまざまな物質が混ざっているスクラップのことです。家電や工業機器などが該当することから、これらのスクラップをそのまま指すこともあります。
雑品スクラップはリサイクルに手間がかかり、再利用できないものは廃棄が必要なことから、純粋な金属のスクラップよりも買取価格は低くなりがちです。
ここでは、非鉄スクラップの中でも日常的に生じやすい、以下の5種類の特徴と具体的な製品を紹介します。
銅は導電性や熱伝導性に優れる・腐食に強く耐久性が高い・加工がしやすい、などの特徴により、建物から電化製品まで幅広い用途で使われ、リサイクルも行われています。例えば、電力・通信会社が回収した電線に含まれる銅のリサイクル率はほぼ100%です。
用途が多いことから再利用されやすく、スクラップの買い取りでも多くの対象品目があり、状態によっては高額買取の対象にもなっています。なお、時間とともに変色しやすので、売却したい銅があるときは早めに査定を依頼しましょう。
銅スクラップは以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:銅スクラップとは?高価買取のポイントや銅の性質を紹介
鉛は非常に柔らかく加工が容易で安価なことから、バッテリーや釣り用の錘などに使われています。廃鉛バッテリーは95%以上がリサイクル可能な、再利用しやすい非鉄金属です。スクラップ買い取りでは純粋な鉛以外に、産業用や自動車用のバッテリーも対象です。
アルミニウムは非鉄金属の中でも軽く、電気伝導率や熱伝導率、耐食性に優れ、毒性もありません。そのため、電子機器から食品用の容器まで、幅広い用途で使われています。再利用もしやすく、アルミ缶のみに限定すればリサイクル率は93%以上です(※1)。スクラップ買い取りでは自動車用のアルミホイール、アルミ製のフライパンや脚立、アルミサッシなどの日用品も対象です。
アルミニウムの高額買取のポイントは以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:アルミの買取価格と高価買取のポイント
※1 アルミ缶リサイクル協会「リサイクル率」
非鉄金属は金属単体だけでなく合金のスクラップも買取対象です。大きく鉄と銅、亜鉛をベースにした3つの種類があります。
鉄に一定割合のクロムやニッケルを含ませた合金をステンレスといい、耐久性や耐熱性があり、サビにくいことから工業製品や建物、食器にまで使われています。ほぼ100%リサイクル可能で、スクラップは買取対象です。
銅の合金にはいくつか種類があるものの、スクラップの買い取りでは、砲金(ほうきん)と真鍮(しんちゅう)が主な対象です。砲金とは銅と錫(すず)の合金で、水道メーターやバルブに使われています。一方、真鍮は銅と亜鉛の合金で、水道の蛇口や仏具、金管楽器などが主な用途です。
亜鉛とアルミニウムを合わせた合金を丹入(たんにゅう)といい、機械部品や水道管のバルブなどで使われています。見た目はアルミニウムに似ているものの、丹入の方が重たい点が特徴です。
非鉄金属の中でも特殊金属は別に分類されることがあります。特殊金属とは、レアメタルやレアメタルを含む特殊合金のことで、具体的にはニッケルやクロム、チタン、ジルコニウムなどが該当し、電子機器の基盤などに含まれています。
特殊金属は種類により買取価格が異なる他、買取業者によっては対応していないものもあるため、事前に確認してから査定を依頼しましょう。
非鉄スクラップを高額で買い取って欲しいなら、不純物や汚れを落とした綺麗な状態で査定を依頼しましょう。また、まとめて売却したり、定期的に取引したりすると、価格交渉もしやすくなります。
非鉄スクラップは不純物が少ないほど、高額査定が期待できます。例えば、鍋のようにアルミニウム本体に持ち手がついているなら、プラスチック部分は外しておきましょう。真鍮部分と鉄部分のある金属なら分けておくのがポイントです。なお、不純物や付き物が多いと、その分が“ダスト引き”になることもあります。
業者により異なるものの、スクラップの多くは1kgから買い取りに対応しています。さらに、売却する量が多いほど価格交渉もしやすいため、まとめて査定に出すのがおすすめです。なお、複数品目を査定に出すときは金属別・種類別に分けておきましょう。
毎月まとまった量の非鉄スクラップが生じるのであれば、同じスクラップ業者に定期的に買い取りを依頼しましょう。いつも安定して買取依頼を受けられることはスクラップ業者にメリットが生じるため、価格交渉もしやすくなります。
それぞれの金属は、株価と同様に日々、取引相場が発表されています。スクラップの買取価格も上記相場に影響されるため、取引価格が高いときに売却すれば、それだけ高額査定を受けやすくなります。ただし、非鉄金属の中には劣化しやすいものもあるため、相場が上向くのを待っている間に金属の腐食を進めないように注意しましょう。
非鉄スクラップとはその名のとおり、銅や鉛、アルミニウムなど鉄以外の金属のスクラップのことです。買取品目はスクラップ買取業者によっても異なるため、売却したい非鉄金属があるときは事前に確認してから査定を依頼しましょう。
東京都と埼玉県に店舗を構える株式会社JANKでは、銅や鉛、アルミニウム、合金など非鉄スクラップの買い取りに対応しています。法人・個人を問わずご利用いただけますので、不要な金属や家電でお困りのお客様は、ぜひ無料査定をご検討ください。
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