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不要になった銅線は、スクラップ買取業者に売却することが可能です。銅線の買取価格に大きく影響する点の一つが、「表面の被膜が残っていないか」という点です。
家庭用の電気配線のほとんどは、塩化ビニルなどの比較的やわらかい材質で被覆されています。正しい剥き方を知っていれば、自分で被覆を除去することも可能です。
本記事では、銅線のキレイな剥き方や作業時の注意点、高価買取のポイントについて解説します。
銅線の中でも、特に買取価格が高いものをピカ線(1号銅線)といいます。銅の純度が高く、直径1.3mm以上の銅線なら、被覆を剥くとピカ線になるかもしれません。
ここでは、銅線を買い取りに出そうとしている方向けに、被覆のキレイな剥き方を5つのステップで解説します。
銅線によっては、そもそも銅スクラップとしての価値が低く、被覆を剥いても付加価値がほとんど上昇しないものがあります。例えば、以下の条件に当てはまる銅線です。
銅線はそのままの状態でも買い取りしてもらえます。上記のように、被膜を剥いても買取価格に期待できない銅線は、被覆を剥かずに売却するとよいでしょう。
一方、銅線を剥くとピカ線(1号銅線)になる場合は、買い取りに出す前に被覆を取り除くとよいでしょう。
なお、JIS H 2109によると、1号銅線の要件は以下のとおりです(※)。
“径または厚さが1.3mm以上の銅線、および素線の径が1.3mm以上の銅より線の純良なもので、はんだ、めっきなどを除去したものを混入しないもの。”
直径が1.3mm未満の銅線でも、2号銅線としての買い取りが可能です。汚れやサビがなく、被覆がキレイに除去されていれば、1号銅線に準ずる買取価格が期待できます。
※環境省「金属スクラップに係る品質規格等の整備状況等について」p1
銅線の被覆がポリエチレンや塩化ビニルなどの場合は、カッターナイフを使って剥くことが可能です。ただしカッターナイフは刃が通りやすく、被覆内部の心線(芯線)を傷つけやすいため、専用の工具を用意することをおすすめします。
例えば、以下の工具はホームセンターなどで入手できます。
次に銅線を剥きやすい長さにカットしましょう。
電工ナイフやニッパーなどを使い、手作業で剥く場合は、あらかじめ30cmほどに銅線をカットしておくと作業しやすくなります。
もし電線剥離機や剥線機などの機械をお持ちの場合は、銅線を1mほどにカットしてから投入するとよいでしょう。
銅線をカットしたら、被覆が残らないようにキレイに剥いていきます。
カッターナイフや電工ナイフを使用する場合は、銅線に沿った方向に切り込みを入れ、表面のシース(外装)を剥がしましょう。
銅線の中でも、エアコンや照明などの配線に使われるVVFケーブル(Fケーブル)の場合、シースの内側にさらに被膜(絶縁被覆)があります。こちらは電工ナイフではなく、ニッパーなどを使ってやさしく剥いてください。
VVFケーブルに対応したストリッパー(ワイヤストリッパー)があれば、シース・絶縁被覆ともに剥くことが可能です。ストリッパーの溝に銅線をセットし、ハンドルを握ってスライドさせるだけで簡単に被覆が剥けるため、効率的に作業できます。
被覆を剥き終わったら、ピカ線(1号銅線)に該当するかチェックしましょう。断面の直径が1.3mm以上あり、汚れやサビ、塗装などの不純物がない場合は、ピカ線に分類できます。
ピカ線は、その他の銅線とは分けて査定に出すことが大切です。ピカ線に2号銅線や、品質が低い並銅・下銅が混じっていると、買取価格が下がる場合があります。
ピカ線はピカ線、2号銅線は2号銅線と、品質が同じ銅線同士でまとめて保管しておきましょう。
銅線の被覆を剥くときの注意点は3つあります。
電気が流れている状態で銅線を剥かないようにしましょう。
特に、エアコンのケーブルの被覆を剥くときは、コンセントを抜いているか必ず確認してください。銅線が活線状態のままナイフで切り込みを入れると、ショートや感電の恐れがあります。
電工ナイフやカッターナイフで銅線を剥く場合、ナイフの刃で怪我をする恐れがあります。ホームセンターなどで入手できる耐切創性手袋など、保護手袋を用意してから作業を行いましょう。
銅線を剥く際に、被覆以外の付属物も全て取り外しておきましょう。例えば、ケーブル差し込み用のコネクタや、マウス、テンキー、ACアダプタなどの周辺機器が付属物に該当します。
特に、エアコンや照明用のVVFケーブルや、家電製品用の家電線では、コネクタなどの付属物を除去したもののみ買取対象となるため注意しましょう。
銅線を高価買取してもらうためのポイントは2つあります。
銅線は湿気や水分に弱く、高温多湿の環境にさらされると、表面にサビ(酸化皮膜)ができてしまいます。
表面が変色したり、腐食したりしている銅線は、ピカ線として扱われません。特に、被覆を剥いたばかりの銅線は、サビができやすい状態になっています。
被覆を剥がしたら、銅線が劣化する前に買い取りに出しましょう。
銅線は少ない量を何回かに分けて売るよりも、ある程度たまってから売った方が、査定額が高くなる傾向にあります。不要になった銅線が大量にある場合は、まとめて買い取りに出すとよいでしょう。
銅線の被覆がポリエチレンや塩化ビニルなどの場合、自力で剥くことが可能です。電工ナイフやニッパー、ストリッパー(ワイヤストリッパー)などの工具があると、楽に銅線を剥けるでしょう。
銅線をキレイに剥くと、銅スクラップとしての付加価値が高まります。銅線の高価買取を目指す場合は、買い取りに出す前に自分で被覆を剥がしておくとよいでしょう。
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