家電線とは?処分方法と買取方法を詳しく解説

家電線とは、主に家電に使われている電線のことです。一般家庭で不要になったときは、不燃ごみや粗大ごみで処分する他、小型家電回収ボックスに入れればリサイクルもできます。なお、家電線の中には有用金属の銅が含まれることから、スクラップ買取業者に持ち込めば査定の依頼も可能です。

本記事では、家電線とは何か、弱電線と強電線の違い、処分方法、買取方法を解説します。不要になった家電線はお金を出して処分せず、買い取ってもらうのがおすすめです。

家電線とは?

家電線とは、家庭用電化製品に使われている電線のことです。細い銅線の周りをプラスチックなどの樹脂で覆ったもので、ACアダプタやタップなどがついた形状が一般的です。

家電線は内部に銅が使われていることから、スクラップの買取対象項目となっています。ただし、銅の歩留まり(銅の含有率、銅率)は35%程度と少ないため、買取価格は1kgあたり450円(税込)程度となっています。(2024年5月26日現在)

なお、家電線の中でも内部にアルミや鉄、光ファイバーのように、銅以外の金属などが使用されているものは基本的に買取対象外です。また、銅率が家電線に満たないような雑線も、価格がつかないことがあるため注意しましょう。

事業所だけでなく、家庭からも排出されやすい銅スクラップのため、不要なものがあるときは捨てる前に査定を依頼するのもおすすめです。

ピカ線との違い

IV線やVVF線、CV線、VVR線など、銅率が同じ程度の銅線の中には、家電線以上に高額で買い取られるものもあります。これは、銅線の買取価格が、銅の含有量だけでなく銅線の太さにも左右されるためです。

CV線などの電線類は、被膜を除去するとより合わさった単線の断面直径が1.3mm以上の銅線が含まれているものが多くあります。上記の太さに加え、銅線表面にメッキなどの塗装がされておらず、サビなどで劣化していないものは「ピカ線」と呼ばれ、家電線とは別項目で査定されます。

「ピカ線」は銅の純度が高く買取価格も1kgあたり1,540円(税込)程度と高額です。(2024年5月26日現在)

以上のように、同じような電線であっても中身の銅線の太さや質により買取価格は異なるため、判断に迷うときは専門家に確認しましょう。

弱電線・強電線と家電線の違い

電源タップにつながる複数のコンセントケーブル

電線は大まかに「家電線」「弱電線」「強電線」の3つに分けることができます。それぞれ用途や特徴が異なるだけでなく、スクラップの買取では、査定額に違いも見られるため注意しましょう。

家電線

家電線の特徴をまとめると以下となります。強電線よりも細く、弱電線よりも用途が限定されています。

用途家電製品で電力を通すために使われます。
特徴線質は柔らかく、先端にはコンセントなどがついています。コネクタ類を除去すれば、弱電線と同じ扱いになります。
銅率35%程度
買取価格電線スクラップの中では比較的安価です。

 

弱電線

弱電線と家電線は線質が柔らかく、中に使用している銅線も細いなど共通点が多くあります。家電線は家電の電力供給に使用する電線のみを指す一方、弱電線は電力供給の補助に使われる電線全般を指す点が異なります。

用途家電製品や機械などで、小規模電力を通すために使われます。補助的に使われるため、他の電線などと組み合わせて使われることが多いです。
特徴線質は柔らかく細いため、手で簡単に曲げられます。中の銅線も細く、スクラップの買取項目は「込銅」扱いになることが多いです。
銅率35%~39%
買取価格電線スクラップの中では比較的安価です。

 

強電線

強電線と家電線は、用途も線質も大きく異なります。強電線は高圧ケーブルのように大量の電力を供給するために使われるため、中の銅線も太いものが多い傾向です。

用途高圧ケーブルやIVケーブルのように、建物設備や機械設備で大規模の電力を通すために使われます。幹線など、メインで使われる電線です。
特徴線質は硬く、太さのあるものは手で曲げられないものもあります。中に使用される銅線はいくつか種類があり、銅線自体の太さと塗装やサビの状態から「ピカ線」「並上銅」「込銅」などの項目に分類されます。
銅率40%~85%
買取価格スクラップの中でも比較的高額です。

 

家電線の処分方法

家電線とは?処分方法と買取方法を詳しく解説_解説イラスト

家庭で不要になった家電線は以下のいずれかの方法で処分できます。

  • 不燃ごみで処分する
  • 粗大ごみで処分する
  • 小型家電回収ボックスで処分

 
なお、ごみの区分は各自治体により異なることがあるため、事前に確認してから所定の方法で排出しましょう。

銅線の詳しい処分方法は以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:銅線はどう処分すべき?適切な処分方法・売却方法を紹介

不燃ごみで処分する

多くの自治体では、家電線を不燃ごみ、または金属ごみなどで回収しています。排出するときは、不燃ごみとして回収できるサイズや重量以内に納め、専用の回収袋に入れて排出しましょう。

回収日や回収場所が分からないときは、住んでいる自治体のホールページなどを確認するとよいでしょう。なお、家電線は燃やすと人体に有害な物質が生じるとされるため、可燃ごみで排出するのは止めましょう。

粗大ごみで処分する

長さが30cm以上ある家電線は粗大ごみ扱いになります。一般的に、粗大ごみとして排出するときは事前に自治体の窓口に連絡し、排出の申込をした上で粗大ごみ処理券を購入し、指定された日時に排出します。なお、1本の長さが30cm以下になるように切断すれば、不燃ごみとして排出できることが多いです。

小型家電回収ボックスで処分する

小型家電回収ボックスとは、有用金属のリサイクルを目的として公共施設や家電量販店などに設置されている回収箱のことです。携帯電話やゲーム機などの他に、家電線の回収も行っていることがあるため、活用すれば無料で処分できます。具体的な回収品目は市町村ごとに異なるため、持ち込む前に自治体の窓口で確認しましょう。

家電線を買い取ってもらう方法

家電線は以下の業者で買い取ってもらうこともできます。

  • リサイクルショップ
  • スクラップ買取業者

 
リサイクルショップでは、再販を目的として買取を行っているため状態がよく通電していることが必要です。

一方、スクラップ買取業者は、家電線の中の金属(主に銅)のリサイクルを目的として買い取っているため、通電していなかったり、切断していたりしても問題ありません。なお、買取を依頼するときは、コンセントなどのコネクタを除去した状態で持ち込みましょう。また、電線類が複数種類あるときは、それぞれ種類ごとに分類してまとめます。単品よりも、ある程度まとまっていた方が高額査定を期待できます。

買取を依頼するときは、身分証明書を持参して店舗に持ち込みましょう。業者によっては、Webまたは電話で問い合わせられたり、LINEから無料査定を申し込めたりして便利です。

不要になった家電線は買い取ってもらうこともできる!

家電線とは、家庭用電化製品に使われている細い電線のことです。不要になった家電線は不燃ごみや粗大ごみとして処理する他、小型家電回収ボックスに入れればリサイクルも可能です。また、中に銅が含まれるため、スクラップ買取業者に持ち込めば買い取ってもらうこともできます。

東京都と埼玉県でスクラップや家電の買取事業を展開する株式会社JANKでは、不要になった家電線の買取を行っています。個人・法人問わずに荷受けに対応し、出張買取も行っていますので、不要になった家電線の処分にお困りのお客様はぜひ株式会社JANKまでお気軽にご相談ください。

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