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エアコンには冷媒管とドレン管の2つの管があります。このうち冷媒管の中には銅線が使われており、スクラップの買取対象品目です。銅は需要が高くリサイクルができるので、不用品でしかないエアコン配管も専門業者になら売却が可能です。
本記事では、エアコン銅線を買い取ってもらえる理由やエアコンの配管の仕組み、買取依頼時のポイントを解説します。
エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管(エアコン銅線、エアコン銅管)の中には銅線が含まれています。これらの銅は金属スクラップの買取業者に依頼すれば、買い取ってもらうことが可能です。
なお、銅線はエアコンの配管だけでなく、電子機器や照明、家庭用電気配線などさまざまな商業用製品に使われています。また、工業用でも、電気モーター用電線や電線などに使われており、これらの銅線も状態の良いものは買取を依頼でき、高額買取の対象となるケースもあります。
エアコン銅線の買取を依頼しようと考える人の中には、ゴミ同然の銅線がなぜ売れるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
実は、銅は原料だけでなく既に製品化したものであっても、ほぼ100%リサイクルが可能です。さらに、電線をリサイクルすることで取り出された銅は純度も高く、さまざまな製品に作り変えて再利用できます。なお、銅は国内で需要が高いにもかかわらず、現在の日本では全ての銅山が閉鎖し、必要分は海外からの輸入に頼っている状態です。
以上のように、リサイクルが容易で需要が高いことから、エアコン銅線や銅スクラップなどは一見ゴミに見えても、高額査定の対象となっています。
なお、銅の買取価格は常に一定ではなく、銅相場(銅建値)と銅の純度、2つの要因に左右され変動します。
銅相場とは、銅と銅合金の国内流通価格の指標を決めるもので、JX金属により発表されています。株価のように、日々銅相場も変動するため、高値が付いているときに買取に出した方が高額査定につながりやすいです。
次に、銅は純度により買取価格が異なり、銅線についても同様です。一般的には純度の高い銅の方が高額買取の対象となります。銅線であれば、ビニール製の皮の付いた家電線よりも、被膜などのないピカ線や1号銅線などの方が高値につながりやすくなります。
銅スクラップの詳しい種類は以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:銅スクラップとは?高価買取のポイントや銅の性質を紹介
エアコン配管には2つの種類があり、このうち、銅線が含まれるものは冷媒用の管です。エアコンの買い替え時や移設時に取り換えが必要なため、これらのタイミングでエアコン銅線が出ることがあります。
エアコン配管には以下の2種類があります。
冷媒管とはエアコンの室内機と室外機を接続している管のことで、室内の熱を外に出す役割を担っています。一般的にエアコンの配管といえば冷媒管を指します。断熱材で覆われた、大きさの異なる銅管を2本1組で使い、エアコン銅線が含まれるのもこちらです。
ドレン管は室内機に溜まった水分を外に出すための管で、ポリエチレン製が主流です。室内機から水漏れするなどのトラブルは、ドレン管のつまりや歪みが原因のことが多くあります。
冷媒管も配管の直径や長さなどに違いがあり、エアコンの容量や設置場所によりそれぞれ適したものを使います。
直径は以下の6種類などがあり、家庭用エアコンであれば2分3分、2分4分の組み合わせが主流です。
また、冷媒管の長さはエアコンを設置する階数により、以下のように異なります。
1台で使用できる配管の長さはメーカーにより規定があります。
エアコン配管は以下のタイミングで取り換えが必要です。
エアコン配管自体の寿命は30年程度とエアコンの寿命(10年)よりも長く、老朽化による取り換えは少ないでしょう。しかし、買い換え時は既存の配管に対応していないことが多いため、取り換えるのが一般的です。また、設置する場所を変えるときは、配管の長さも変わるため取り換えます。なお、何らかの原因で配管が破損したときは、エアコンが使えなくなる恐れがあるため速やかに取り換えましょう。
エアコンの配管は十分な知識と必要な道具があれば、自分で取り換えることもできない訳ではありません。しかし、冷却ガスの回収など専門性の高い作業が多く、失敗すれば室外機が爆発することもあります。少しでも不安があるなら自分で取替作業はせずに、専門の業者に依頼しましょう。
エアコン銅線の買取で高額査定につなげるためには、被膜などの不純物は取り除き、劣化する前に査定を依頼するのがポイントです。また、銅線がいくつかあるなら、分別してまとめて売却しましょう。
銅の買取価格や高額査定のポイントは以下の記事でもご紹介しています。 関連記事:銅や銅線の買取価格と高価買取のポイント
エアコン銅線は、被膜(断熱材など)が付いたまま買取に出すことも可能です。しかし、不純物が多いと、そのぶん値引き買取の対象となるため、可能であれば綺麗な状態で査定を依頼するのがおすすめです。
エアコン銅線の被膜であれば、カッターナイフで端に切り込みを入れると、簡単に剥がせます。手間はかかるものの、これだけでも買取価格の向上が期待できます。
銅は非常にサビやすく、水分や酸素、薬品などに長期間触れると簡単に腐食します。同じ銅でも腐食が進んだものより、純度の高いものの方が高額で買い取られるため、不要なエアコン銅線があるなら早めに査定に出しましょう。もし、保管が必要なときは、雨などを避けられる物置の中などに保管し劣化を防ぎます。
エアコン銅線以外に複数種類の銅線を持ち込むなら、種類やサイズ別に分類して持ち込みましょう。買取業者が分類する手間を省けるだけでなく、持ち込んだ銅の種類が明確になるため、価格交渉もしやすくなります。エアコン銅線のみを何本か持ち込むときも、サイズ別に分けるとよいでしょう。
銅線は少ない本数を何回も持ち込むよりも、いくつかまとめて査定に出した方が買取価格は上がることがあります。もし、エアコン銅線の買取依頼を検討しているなら、他に売却できる銅や金属がないか探してみましょう。なお、自宅や会社に金属スクラップが多く持ち込みが難しいなら、主張買取を依頼するのも方法です。
エアコンの冷媒管では銅線が使われており、金属スクラップとして買い取ってもらえます。買取価格は、銅相場以外に、周りの被膜が除去されているか、銅の状態がよいかなどによっても変わります。不要なエアコン銅線があれば、早めに買取に出して高額査定を目指しましょう。
東京都と埼玉県でスクラップの買取事業を行う株式会社JANKでは、エアコン銅線を含む銅類の買取を行っています。個人・法人を問わず利用でき、LINE公式アカウントからカンタン無料査定も実施しています。銅線を売りたいとお考えのお客様は、ぜひ一度ご相談ください。
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