鉄・非鉄等取扱品目一覧:鉄くず、ステンレス、アルミ、真鍮、砲金、銅、電線、鉛、バッテリー、給湯器、モーター、ブレーカー
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鉄くず(家庭や企業から排出された不要な鉄製品)は、回収された後、スクラップ業者や電気炉メーカーで加工され、新たな製品に生まれ変わります。鉄は他の素材に比べリサイクル性に優れ、買い取りのような回収方法が選択できる点もポイントです。
本記事では、鉄くずはどのように発生するのか、リサイクルの流れや再利用に優れる理由を解説します。
鉄くずとは、家庭や工場などで使わなくなった鉄鋼製品のことです。自動車から高層ビルに至るまで、私たちの身の回りには多くの鉄製品があり、それらを破棄・解体するときに鉄くずは発生します。
なお、鉄くずといっても発生する場所により大きく以下の2つの種類に分けられます。それぞれについて見ていきましょう。
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自家発生スクラップとは、製鋼や鋼材製品を生産するメーカーで銑鉄を主原料とする鋼を作るときや、鉄製品の加工時に発生する鉄くずを指します。これらの鉄くずはメーカー自身でリサイクルが図られています。
工場や家庭など鉄鋼メーカー以外から生じる鉄くずのことで、一般的に“鉄くず”というときは市中スクラップを指しています。市中スクラップは発生工程により、「工場発生スクラップ」と「老廃スクラップ」の2種類に分けられます。
なお、2022年度は、約2,557万トンのスクラップが回収され、日本国内で再利用されました(※1)。一方で、655万トンは韓国や中国、台湾などの近隣国の他、マレーシアやベトナムなどアジア各国に輸出されています。リサイクル率は70~80%と高い点が特徴です。
※1 スチール缶リサイクル協会「リサイクルの重要性」
車両や機械、電気機械、造船などの工場で発生するものです。これらの工場では製品の製造工程で鉄くずが生じます。
使用済みの鉄製品として排出されるものです。例えば、プレス後の廃車や解体して建物、排気した家電製品やスチール缶などが挙げられます。
鉄くずをリサイクルする流れは以下のとおりです。
それぞれ、詳しく解説します。
工場や家などから出された鉄くずは、さまざまな方法で集められ、スクラップ業者に持ち運ばれます。一般家庭で考えられるのは、自治体の方法に従った排出、不用品業者の利用、買い取り業者への持ち込みなどです。
事務所や工場から排出された鉄くずは、専門の回収業者が回収する、解体業者が鉄くずのみ分類してスクラップ業者に持ち込むなどがあります。
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スクラップ業者に持ち込まれた鉄くずは、サイズや他の素材との組み合わせにより、適した方法で分類・処理されます。代表的な方法は以下の2つです。
自動車サイズ程度の鉄くずは、シュレッダーと呼ばれる粉砕機に通した後、鉄だけを選別します。
まずは事前選別により、必要な解体・回収作業を行います。例えば、自動販売機であれば、フロンガスや蛍光管など、目に見える非鉄金属を回収し、自動車であれば自動車リサイクル法に則った解体と回収が必要です。
事前選別が終わった鉄くずは、専用の粉砕機で大まかに粉砕した後、シュレッダーでさらに細かく粉砕します。そのままでは、粉砕物には鉄と非鉄が混ざっているため、選別機を通し、鉄のみを回収しなければなりません。
以上の工程を経て鉄を回収し、電気炉メーカーに出荷します。
レールや鉄筋のように厚みや長さのある鉄くずは、ギロチンシャーと呼ばれる大型の裁断機で、電気炉メーカーの処理規格に合わせて切断します。
ギロチンシャーで処理をする鉄くずの多くは、鉄のみを原料としているため、事前の選別作業などは必要ありません。規格サイズに切断した後、電気炉メーカーに出荷します。
スクラップ業者が処理をした鉄くずは、電気炉メーカーに運ばれ電気を使った電気炉や、火力発電を行う高炉で製鉄します。高熱で鉄くずを溶かし、純粋な鉄のみ取り出した後は、圧延機で押し伸ばし、さまざまな鉄鋼製品に加工します。その後、自動車や鉄道、ビルなど、必要な工場やメーカーに資源として出荷されます。
処理された鉄鋼製品は必要なメーカーや業界で、産業活動に利用されます。その後、新な製品に生まれ変わり、消費者の元に届き、以後、リサイクルの流れが繰り返されます。
鉄くずは以下の5つの理由から、リサイクルに非常に適した素材です。
それぞれ、解説します。
多くの製品は金属と非金属など、さまざまな素材からできています。複雑に組み合わさった素材の中から該当する素材を選別する必要があるものの、この工程に手間がかかるとスムーズにリサイクルが進みません。鉄は金属の中で唯一磁性を帯び、粉砕後も容易に回収が可能です。再利用時の回収のしやすさが他の素材より優れています。
その素材を製造するときよりも、再利用するときの方が大きなエネルギーを消費するのであれば、本来のリサイクルの目的を達成できません。鉄なら溶解方法を問わず新たに製鉄するよりも、再度利用した方が消費エネルギーを圧倒的に抑えることが可能です。
リサイクルできたとしても、費用が高額であれば自律的に再利用を進めることは難しいでしょう。鉄くずの場合、国や地域を問わず、経済合理的にリサイクルを進められる設備や会社が整っています。このため、家庭や各企業は無理なくサイクルを進められます。
リサイクル時に不純物が混ざるなど、素材によっては再利用により品質がどんどん低下するものもあります。一方、鉄は精錬の過程で不純物をほとんど除去できるため、何度再利用しても品質が低下しづらい点もメリットです。
再利用を進めるためには、リサイクル後の素材が多様な製品に利用できることも重要です。ロッカーや机などの事務用品、自動車や鉄筋など、鉄はさまざま製品に使われています。リサイクル後の鉄も用途を選ばず、上記のような日常的に使用する製品に作り変えられ、汎用性の高さが魅力です。
家庭や工場で不要となった鉄くずは、専門業者が回収します。その後、スクラップ業者が選別、電気炉メーカーが再生し、各メーカーで新たな鉄製品に生まれ変わります。優秀なリサイクル素材の鉄は、排出だけでなく、買い取りに対応している点も特徴です。
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