鉄くずの処分方法や買取方法をわかりやすく解説

鉄くずは、金属を扱う事業を営む企業はもちろん、家庭でも発生しやすいゴミの一種です。特に大量の鉄くずが発生した場合、一体どうやって処分すればよいのか、悩んでしまう方も多いでしょう。鉄くずの処分方法は複数あるので、自分のニーズに適した方法を選ぶことが大切です。

今回は鉄くずの主な種類やリサイクルの方法、処分方法と買取方法についてわかりやすく解説します。

鉄くずの種類やリサイクルの方法

鉄くずの主な種類とリサイクルの方法について説明します。

鉄くずの主な種類

鉄くずは不要になった鉄鋼製品や鉄スクラップの総称なので、その種類は多岐に亘ります。代表的なものは以下5つに区分されます。

  1. 建築用鋼材
  2. 鉄筋
  3. プレスした後の廃車
  4. 家電製品から回収した鉄
  5. スチール缶

1.は建物の解体工事などで発生するもので、H2やギロチン材B・Cなどがこれに該当します。2.も1.と同じく発生元は建物の解体工事などで、鉄筋造のマンションやビルなどで発生します。

3.はプレス処理した廃車から出た金属をシュレッダー加工することによって生まれたシュレッダーくずのことです。

4.は家庭で用いられる家電製品から回収される鉄分のことです。元になる家電製品は家庭雑品とも呼ばれるため、家電製品から取り出した鉄分は雑品とも言います。鉄分を回収できる家電製品には、パソコンやゲーム機、炊飯器、電子レンジなどがあります。

5.は飲料や塗料などに用いられるスチール缶です。

以上が代表的な鉄くずの種類ですが、発生する過程によっても2つの種類に区分されます。

1つは、鉄鋼製品を作ったり、加工したりする際に発生する自家発生スクラップです。リサイクルされた後は鉄鋼メーカーなどで再利用されるのが一般的です。

2つ目は、家庭や企業、工場などの市中に流通した後に発生する市中スクラップです。市中スクラップは発生元によってさらに工場発生スクラップと老廃スクラップの2つに区分され、前者は自動車や機械などの製造工場にて、製造過程で発生するもの。後者は廃車や廃船、解体した建物などから排出されたものを指します。

鉄くずのリサイクル方法

鉄くずのリサイクル方法は大きく分けて2つあります。

ギロチンシャー

鉄工場から排出される廃材や、建物の解体工事から出る鋼材類、廃船などから出た鉄板類などを、ギロチンシャーと呼ばれる大型のプレス式切断機で切断し、リサイクルする方法です。これらの鉄くずは製鋼メーカーに運搬され、ギロチンシャー処理によって均一な大きさにカットされます。

その後、電炉メーカーにある電気炉・高炉で溶解・圧延され、H型鋼や丸棒となった後、建物や自動車、鉄道、橋梁などに用いられます。

シュレッダー

自動車や重機のバッテリー、テレビ・エアコンなどの家電を鉄シュレッダーにかけて処理し、リサイクルする方法です。自動車リサイクル法や家電リサイクル法によって適正にプレス処理された鉄くずは、製鋼メーカーに運搬されます。
そこで鉄シュレッダーにかけ、2~10cm程度のサイズに粉砕処理した後、鉄分とダストを選別します。ダストは処分場や指定引取場所などに移送されて別途処理されることになります。

一方の鉄分は、ギロチンシャーの場合と同じく電炉メーカーに運搬され、溶解・圧延を経て鉄材に生まれ変わり、さまざまな場所で再利用されます。

鉄くずの処分方法

鉄くずの処分方法や買取方法をわかりやすく解説_解説イラスト

鉄くずの処分方法は大きく分けて3つあります。

不燃ゴミに出す

不燃ゴミとして自治体に回収してもらう方法です。回収可能な不燃ゴミの種類、サイズは自治体によって異なりますが、飲料・調味料・お菓子などの缶の他、アイロンや炊飯器、卓上コンロといった小型家電も不燃ゴミとして処分できます。

不燃ゴミに出すメリットは、ほとんどコストが掛からないことです。必要になるのは自治体指定の専用ゴミ袋だけなので、数百円程度で廃棄することが可能です。

ただ、大量の鉄くずが出た場合、ゴミ袋に入れた上でゴミ収集所に持っていくのは手間が掛かります。

自治体によっては大量のゴミをまとめて収集所に出さないよう制限しているところもあり、数日に分けて出さなければならないこともあります。

粗大ゴミに出す

自治体指定のゴミ袋に入らない大きなサイズの鉄くずをゴミに出す場合は、不燃ゴミではなく粗大ゴミとして排出することになります。指定曜日に指定のゴミ収集所に出すという点は不燃ゴミと共通していますが、多くの自治体では粗大ゴミの回収に別途料金を徴収しています。事前に粗大ゴミ排出の予約が必要な自治体も多いため、お住まいの地域が定めたルールに従って手続きする必要があります。不燃ゴミに比べるとコストは掛かりますが、自分で細かく切断できない大きな鉄くずを処分するのに適した方法です。

ただ、自治体ごとに回収できる粗大ゴミのサイズに制限が設けられており、一定サイズを超えたものは回収してもらえません。

また、地域によっては粗大ゴミの回収日が少なく、好きなタイミングで廃棄できないのがネックです。

不用品業者を利用する

不用品業者に依頼すれば、鉄くずなどの不用品を自宅まで回収しに来てもらえます。この方法の利点は、自分で運ぶ手間がないところと、鉄くず以外の不用品もまとめて処分できるところです。手間をかけずにいらないものをまとめて処分したい場合に適した方法ですが、不用品業者を利用すると作業料や処分料が発生します。

他の方法に比べるとコストが掛かるため、なるべく費用を節約したいという方には不向きな方法です。

買取可能?鉄くずの買取方法を徹底解説

鉄くずを積んだトラック

ここまで鉄くずの処分方法をご紹介してきましたが、ただゴミや不用品として回収してもらうのではなく、業者に買い取ってもらうという方法もあります。鉄くずはリサイクル率が高く高値で売れる可能性もあり、まとまった量の買取を依頼すれば高額で買い取ってもらえる可能性があります。この方法は処分にかかるコストが少なく、高値が付けばむしろプラスになるところが大きな利点です。

鉄くずの買取方法は業者によって異なりますが、自分で店舗に持ち込む方法と、出張買取を依頼する方法の2種類があります。出張買取では作業費や運搬費が掛かる場合があるため、少量なら店に持ち込んだ方がお得です。具体的な買取価格は相場や業者によって異なるので、複数の店舗を比較して選ぶことをおすすめします。

また、業者によっては買取可能な鉄くずの種類に制限が設けられていることもあります。複数の種類をまとめて売却したいのなら、一括で買い取ってくれる業者を選んだ方がよいでしょう。

鉄くずをお得に処分したいなら業者に買い取ってもらうのがおすすめ

企業や工場、家庭などから出た鉄くずを処分する方法は複数ありますが、よりお得に処分したいのなら専門業者に買い取ってもらう方法がおすすめです。処分に費用が掛からないこと、高値が付いた場合はまとまった利益になることなど、他の方法に比べて大きな利点があるため、扱いに困っている鉄くずがあったら買取を検討してみてはいかがでしょうか。

株式会社JANKでは、企業や家庭などで排出された鉄くずの買取を行っています。業者様、個人様の両方とも荷受け可能で、出張買取にも対応しています。
買取のお問い合わせはWebやLINEから簡単に行えますので、不要になった鉄くずの処分にお困りの方は、ぜひJANKまでお気軽にご相談ください。

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