電線を廃棄する前に!買い取ってもらう方法はある?

不要になった電線はごみとして破棄する方法もあるものの、リサイクルも可能です。リサイクルすれば無料で回収してもらえるので処理費用を削減でき、環境負荷の軽減にも役立ちます。なお、スクラップ買取業者では買取に対応しており、即日現金で売却代金の受け取りが可能です。

本記事では、電線を廃棄するよりリサイクルすべき理由や電線のリサイクルの流れ、売却方法を紹介します。

電線は廃棄するよりリサイクルすべき

事業所や家庭で使う電線が不要になれば、廃棄するだけでなくリサイクルも可能です。

電線は、電気を通すための“導体”と、導体を覆い電気を通さないようにする“絶縁体”からなっています。絶縁体は、ビニルやポリエチレンなどが使われておりリサイクルが課題となっている一方で、導体には銅やアルミニウムなどの有用金属が使われており、正しく回収すればほぼ100%リサイクルできます。

日本は天然資源が乏しいことから、有用金属の多くを海外から輸入している状態です。一方で、有用金属を含む小型家電をリサイクルせず廃棄することで、毎年28万トン、金額にして年額844億円の資源が無駄になっています。電線をリサイクルすれば、経済的利点があるだけでなく、環境保護や資源の有効活用にも役立ちます。

リサイクルすれば廃棄費用を削減できる

家庭であれば不要になった電線は不燃ごみ(金属ごみ)や粗大ごみとして処理できます。電線の具体的な廃棄方法は各自治体により異なるため、市のホームページなどを確認しましょう。

一方、企業であれば、電線は産業廃棄物の「金属くず」として処分しなければいけません。処分は、排出・収集運搬・中間処理・最終処分の順に行われ、全ての段階で法令に則る必要があります。

いずれの場合も、ごみとして処分すれば手間も処理費用もかかる一方で、リサイクルすれば無料で回収され、廃棄コストを削減できる点がメリットです。

電線の種類

家庭や事業所で排出される電線には、以下のようにさまざまな種類があります。

【家庭】
家電線、延長コード、LANケーブル、電話線、プラグ、ACアダプタ、布巻線、同軸ケーブル、電飾線など。

【事業所】
IV線、VVF線、CV線、VVR線、通信線、高圧線など。

なお、電線は導線が絶縁体で覆われたもの、ケーブルは電線の絶縁体の周りをシース(外皮)で覆ったものです。正確には両者は別ものではあるものの、リサイクルできる点に変わりはありません。

廃電線の回収ルートやリサイクル方法

電線取替をする電柱

廃電線は以下の手順でリサイクルされます。

  • 廃電線の発生
  • 回収ルート
  • リサイクル
  • 再生後の利用

 

廃電線の発生

事業所や家庭で古くなったり、不要になったりして破棄される電線を「廃電線」といいます。廃電線は以下から排出されることが多いです。

  • 電線会社
  • 電力会社
  • 通信会社
  • 工事会社
  • 事業所や家庭

 
特に、電線の使用頻度が高い会社では、排出量も多くなります。

回収ルート

廃電線の回収ルートは以下の2つが挙げられます。

  • 解体業者
  • 廃品回収業者

 
排出量が多い企業では独自に解体業者を持っていることがあり、少ない企業では廃品回収業者を利用することが多くなります。

解体業者

電線会社や電力会社、通信会社のように廃電線の多い企業では、同系列の解体業者が回収を担っており、自社内のみで回収やリサイクルをシステム化しています。

廃品回収業者

工事会社やその他の事業所などから出された廃電線は、廃品回収業者(不用品回収業者)などが回収します。

家庭から出た少量の廃電線は、家電量販店や公共施設に設置されている「小型家電回収ボックス」に入れたり、資源回収日に排出したりすれば、回収してもらえます。なお、リサイクルの対象品目や詳しい回収方法は自治体により異なるため、事前に確認してください。

廃品回収業者が回収した廃電線は、その後ナゲット加工業者(解体業者)に運ばれ、選別や切断、粉砕作業が行われます。

リサイクル

回収した廃電線は、ケーブルなどを除去して粉砕した後、ビニルなどの被膜と、金属部分の導体に分類されます。被膜と導体を分ける方法には以下のようにさまざまな技術が使われています。

技術方法
混合被覆材分別技術静電分別方式、比重分別方式など
材料判別技術近赤外線、プラズマ方式など

 
分類後は、それぞれ異なった方法でリサイクルされます。

被膜

被膜は“マテリアルリサイクル”か“サーマルリサイクル”のどちらかでリサイクルされるのが一般的です。

マテリアルリサイクルとは、回収した被膜を溶かすなどして、プラスチック製品や新しい電線・配線など、他の製品に作り変える方法を指します。

一方、サーマルリサイクルとは、被膜を燃やしたときに出る熱を再利用する方法です。廃棄物を燃料として使えるため、高炉原料や燃料油、固形燃料などのように使えます。

導体

導体の中でも銅は分類された後、精錬所で精錬し銅の延棒状にします。その後、製造業者などに運ばれ、電線や銅製品など新たな製品に生まれ変わります。

再生後の利用

電線や電力会社が排出した電線は、リサイクル後、再度同じ会社で使用する傾向です。一方、廃品回収の後リサイクルした被膜や導体は、それぞれ新しい製品に生まれ変わり再利用されます。なお、リサイクルができなかった部分は、産業廃棄物として処理されます。

電線を廃棄せずに買い取ってもらう方法

電線を廃棄する前に!買い取ってもらう方法はある?_解説イラスト

電線は廃棄やリサイクルだけでなく、買い取ってもらうことも可能です。3つの方法を紹介します。

インターネットオークションを利用する

インターネットオークションやフリマアプリを使えば、電線が欲しい人に直接買い取ってもらえます。なお、オークションであれば通電していても、していなくても需要はあるものの、電線の状態を詳細に記載しなければトラブルにつながるため注意しましょう。また、売る前に商品写真や説明文の掲載が必要、売れなければいつまでも電線が処分できない、売れた後も発送が必要など、手間もかかります。

リサイクルショップに持ち込む

通電している電線であれば、リサイクルショップで買い取ってもらうことも可能です。リサイクルショップでは再販を目的として買取をしているため、状態が悪ければ買い取ってもらえないこともあります。また、業務用であれば業務用製品の買取に対応しているリサイクルショップを選ぶ必要もあります。

スクラップ買取業者に依頼する

スクラップ買取業者は、銅の買取が目的のため、通電していなくても売却が可能です。業者によっては、法人・個人を問わず荷受けに対応しており、基本的に即日査定し売上は現金で受け取れます。ただし、買取業者により買取対象品目や持ち込み方法の決まりが異なる他、買取対応の最低量が決まっていることもあるため確認しましょう。

不要な電線は破棄せず、リサイクルや買取を依頼しよう

電線の導線には銅などの有用金属が使われているため、リサイクルが進められています。家庭や事業所で不要になった電線を捨ててしまえばごみにしかならないものの、リサイクルすれば無料で引き取ってもらえて、環境的なメリットも得られます。

なお、スクラップ買取業者では、不要になった電線の買取にも対応しており、売買代金は即日現金で受け取ることが可能です。株式会社JANKでは、東京都と埼玉県でスクラップや家電の買取を行っています。法人・個人を問わず荷受けに対応していますので、不要な電線でお困りの際はぜひお気軽に査定をご依頼ください。

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