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建物にはさまざまな配線が用いられていますが、中でも照明器具やコンセントなどへの送電線として多用されているのがVVFケーブルです。
VVFケーブルは消耗品なので、経年劣化した場合は既存の配線を撤去した上で新しいものに交換する必要がありますが、古いVVFケーブルはそのままの状態では廃棄できないので注意が必要です。
今回はVVFケーブルの基礎知識や正しい廃棄方法、買取業者に査定に出す方法や高価買取のコツについて解説します。
VVFケーブルとは主に屋内用の配線として用いられる平形ケーブルのことです。
VVFとはVinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable(ビニル絶縁ビニルシースフラット形ケーブル)の頭文字を取った略称で、日本語での正式名称は600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形と言います。
主に建物の配電盤から屋内の照明器具やコンセントに送電するために用いられるケーブルで、一般的なVVFケーブルの他に200V専用の200LINEと呼ばれるものや、アース線付きのものなど複数の種類があります。
VVFケーブルの役割は、屋内にある分電盤から各電気機器に電気を送ることです。発電所で作られた電気は、送電線を伝って変電所に送電され、そこからさらに電線をを通った後、変圧器を使って家庭用の電圧に変換されます。
建物に送られた電気は一度分電盤に集められた後、コンセントやスイッチなどに繋がる配線(VVFケーブル)を通して送電される仕組みになっています。
VVFケーブルは、一般的な電線と同じく配線が絶縁で覆われていますが、その上からさらに名前の由来でもあるビニルシースで覆っている構造をしています。ビニルシースを使用するのは、配線を覆う絶縁体が濡れたり、劣化したりするのを防ぐためです。
ただ、ビニルは直射日光に弱い性質を持っており、屋外での使用はシースを破損させる可能性があります。シーズの破損は絶縁が劣化する原因なので、VVFケーブルは紫外線の影響を受けやすい屋外ではなく、主に屋内での使用に適していると言われています。
なお、VVFケーブルを電線管に通すなどの工夫を採り入れれば屋外で使用することも可能です。
VVFケーブルは、用途や芯数、太さ、色などによって複数の種類に分かれています。
一般的な家庭用の配線に用いられるVVFケーブルは100V用ですが、家庭用エアコンなど200Vで使用する家電に送電する際は200LINEと呼ばれるVVFケーブルが用いられます。
また、感電や漏電による火災を防ぐために接地回路を採用している電気機器に送電する際には、アース付きのVVFケーブルが用いられます。
VVFケーブルの芯数は、2芯・3芯・4芯の3種類があります。芯数が多くなるほど許容電流値も高くなりますが、そのぶんケーブルの厚みも増すため、見た目が悪くなる可能性があります。
なお、市場に流通しているもののほとんどは2芯や3芯がメインで、用途に応じて使い分けるのが一般的です。
VVFケーブルの太さは1.6mm、2.0mm、2.6mmの3種類に区分されます。広く利用されているのは1.6mmまたは2.0mmですが、分電盤から電気機器までの距離が長い場合や負荷容量が大きい場合は、電圧を下げる目的で2.6mmを用いることもあります。
VVFケーブルの色はグレーが大半を占めていますが、中には赤や青、黄、オレンジなどの色が付いているものもあります。
ただ、色による性能差はなく、見た目による区別を付けたい場合や、壁・天井などの色に合わせたい場合にカラフルなケーブルが用いられます。
古くなったVVFケーブルの処分方法は大きく分けて3つあります。
家庭用の不燃ゴミとして自治体に回収してもらう方法です。不燃ゴミの出し方は自治体によって異なりますが、指定のゴミ袋に入れるか、中身の見える袋に入れてゴミ集積所に出すよう指示されているケースがよく見られます。
ゴミ袋さえ用意すれば容易に廃棄できるので、手軽にケーブルを処分できるところが利点ですが、ゴミ袋に入れたり、集積所まで運んだりするのは全て自分で行わなければならないので、大量のケーブルを廃棄する際はかなりの手間と時間が必要です。
なお、自治体によっては一度に大量のゴミを出すことを禁じているところもあるため、お住まいの地域によっては複数回にわたってケーブルを処分しなければならないこともあります。
また、多くの自治体では排出できるゴミのサイズに一定の制限を設けており、一定以上の長さのケーブルは不燃ゴミとして出せない場合があります。サイズ制限は自治体によって異なりますが、長さが30cm以上あるケーブルはそのまま処分できないことが多いようです。
その場合、あらかじめケーブルカッターなどの工具を用いてケーブルを適当な長さにカットするか、あるいは後述する粗大ゴミとして出す必要があります。
多くの自治体では、使用済みの小型家電をリサイクル目的で回収する小型家電リサイクルボックス(呼称は自治体によって異なる)を設置しています。
ケーブルは小型家電に該当するため、リサイクルボックスに投函すれば無料で自治体に回収してもらうことができます。
自治体が回収するという点は不燃ゴミと同じですが、回収日が決まっている不燃ゴミとは異なり、小型家電リサイクルボックスは曜日を問わず好きなタイミングで利用できるところが利点です。ただ、ボックスの容量には限りがあるので、大量のケーブルを処分するには不向きです。
また、ボックスは市町村役所や公共施設などに設置されていますが、お住まいの場所によっては身近なところにボックスがない場合もあり、ケーブルを現地まで持っていくのに手間が掛かることもあります。
サイズオーバーで不燃ゴミに出せなかったケーブルは、粗大ゴミとして排出することになります。 粗大ゴミの出し方は自治体によって異なりますが、中には収集の予約を入れておかなければならないところもあるため、確認しておくことが大切です。
また、自治体の多くは粗大ゴミを有償回収しており、その場合は排出するゴミの種類やサイズ、量などに応じて所定の料金を支払わなければなりません。処理料金の支払いは、シール状になった粗大ゴミ券を購入し、ゴミに貼り付ける形で行われるのが一般的です。
なお、粗大ゴミの収集方法は、可燃ゴミなどと同じ集積所に出す方法と、自宅まで戸別に回収してもらう方法の2通りがあり、自治体によって異なります。
後者の場合、自宅前にゴミを出しておけば勝手に回収してもらえるので、手間を掛けずにケーブルを処分できるところがメリットです。ただ、有償回収の場合は予約やゴミ券の購入の手間が掛かる他、処分料も負担しなければならないのがネックです。
VVFケーブルは、ただ廃棄するだけでなく、業者に買い取ってもらう方法もあります。VVFケーブルには銅やアルミ、真鍮製の電線が用いられていますが、これらの金属はリサイクル率が高いため、業者に持ち込めば高値が付く場合があるからです。
ただ、金属買取業者にケーブルを持ち込む場合は、電線を覆っているビニルの被膜を取り除く必要があります。ケーブルをそのまま持ち込むと、異物混入と見なされて買取を断られるか、あるいは査定額が下がったり、異物の処分料を請求されたりする可能性があるので要注意です。
以上の点を踏まえ、VVFケーブルは以下のような手順で売却します。
1で被膜を剥ぎ取る際は、ケーブルの先端側から芯と芯の間に刃先を入れ、そのままスライドさせて切り込んでいきます。切り込みを入れた被膜は手で引っ張れば簡単に剥ぎ取ることが可能です。
なお、ナイフで電線に傷を付けてしまうと査定額が落ちてしまう原因となるので、慎重に作業を行うようにしましょう。
2の買取査定は店頭に持ち込むのが一般的ですが、業者によっては出張買取に対応しているところもあります。
ただし、店頭・出張にかかわらず、電線が一定量を超えていないと買取に対応してもらえない可能性があるので事前に業者へ問い合わせておきましょう。
古くなったVVFケーブルは、不燃ゴミまたは粗大ゴミとして出すか、あるいは自治体が設置した小型家電リサイクルボックスを利用することで廃棄することが可能です。ただ、不燃ゴミやリサイクルボックスは大量のケーブルを廃棄するには不向きですし、粗大ゴミの処分には費用が掛かってしまいます。
VVFケーブルはビニルの被膜を剥がせば金属くずとして業者に買い取ってもらえる可能性があるので、コストを節約しながら大量のケーブルを処分したい場合は買取を検討することをおすすめします。
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